長年同じコンタクトレンズを使用していて、遠くの見え方は変わらないのに近くを見るのが辛くなってきた…という訴えを患者様からいただくことがあります。これは、一般的に30代後半頃からピント調節力の低下が増えていくことで、自覚症状を感じやすくなっていきます。
それにより、
● 裸眼では近くはハッキリ見えるのに、コンタクトレンズを装用すると近くが見えにくく感じる
● 近くの見えにくさは感じないが、以前より目の疲れを感じやすくなってきた
といったお悩みをお持ちの方もいらっしゃいます。
当院では、以下の6つの対処法をお話しさせていただき、患者様のライフスタイルに合わせてご提案をしております。
1)コンタクトレンズの度数をやや弱め(軽め)に合わせる方法
2)コンタクトレンズを遠方用に合わせて、近くはコンタクトレンズの上から近用メガネを使う方法
3)コンタクトレンズを近方用に合わせて、遠くはコンタクトレンズの上から遠用あるいは遠近両用メガネを使う方法
4)コンタクトレンズの度数を、片眼を遠く用、他眼を近く用に合わせる方法(モノビジョン)
5)度数の異なるコンタクトレンズを使い分ける方法(遠用度数の組み合わせと、近用度数の組み合わせを処方し、場面によって使い分ける)
6)遠近両用コンタクトレンズを使う方法
それぞれの治療方法に、長所・短所があります。そのため、患者様のライフスタイルや個々のニーズに合わせた提案ができるよう心掛けておりますので、お気軽にスッタフまでご相談ください。